聖書別日ごとの糧   >>   イザヤ書[2006]

2006年 06月 27日 (火)

イザヤ書13:1-14:23
不遜な者の誇りをやめさせる神様


Ⅰ.バビロンをさばかれた神様(13章)

 バビロンはイザヤの当時、小さな国でしたが、次第に強くなり、強大国になりました。このような強大国も高ぶる時、神様は自らご覧になり怒りの兵器、メデとバシャを道具に用いられ、バビロンを滅ぼされます(4,5)。バビロンは残酷な日と激しい怒りによって、ひどく驚き、苦しみと悲しみに襲われ、子を産む女が身もだえするように苦しみます。家は略奪され、幼子たちは八裂きにされ、妻は辱めを受けます。結局ソドム、ゴモラのように悲惨な最期を遂げるようになります(19)。このように神様の怒りは恐ろしいものです。

Ⅱ.不遜と横暴を罰せられる神様(14章)

 バビロンがこのように恐ろしいさばきを受けるようになった原因は何でしょうか。これは彼らが無慈悲であり、横暴だったからです(4-6)。また、彼らが神様より自分が高いという傲慢に陥ったからです(13,14)。神様はこのような不遜と横暴を最も忌み嫌われます。神様は不遜な者の誇りと横暴な者の高ぶりをやめさせられます(13:11)。結局彼らはよみに落とされ、うじが敷かれ、虫けらがおおうようになります(11)。

 歴史上、不遜と横暴な国々の末路を見てみましょう。ちょっと力があるからといって、弱小民族に対して横暴な国々は必ず恐ろしい神様のさばきを受けるようになります。これは歴史の原則です。


祈り:主よ!今日の強大国がバビロン帝国を鏡にして、神様の前で謙遜になるようにしてください。私の高ぶる心を悔い改めますので、謙遜な心をください。

一言:謙遜


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