聖書別日ごとの糧   >>   イザヤ書[2006]

2006年 06月 28日 (水)

イザヤ書17:1-14
創造主神様だけに目を向け


Ⅰ.あなたの力の岩を覚えていなかったからだ(1-3,9-14)

 イスラエルが南北に分裂し、北イスラエルはダマスコと同盟し、同族ユダを打とうとし、南ユダはアッシリヤの援助を受け、北方同盟軍の威嚇を乗り越えようとしました。その時イザヤは外政に頼る同族の愚かさを見て、彼らが依存するダマスコが粉々に砕かれることを預言しました(1-3)。

 神様がご覧になる時、イスラエルが依存する強大国は強風にあおられるちりのように虚しいものです。イザヤが自分の同族のことで悲しんだ理由は、かつて神様に選ばれたイスラエルが自分の救いの神様を忘れてしまい、自分の力の岩を覚えていなかったからです(10)。神様に頼らない者たちには、心配事とひどい悲しみだけが待ち受けています。

Ⅱ.残った者(4-8)

 神様のさばきは、まるで刈り入れ人が穀物を集めるもののようです。しかしこのような中でも、取り残される実があります。これはまるでオリーブを打ち落とす時、二つのうれた実がこずえに残っているようなものです(6)。これは神様の愛によるものです。その日に取り残された者は、創造主神様に目を向けるようになります(7)。これ以上自分の手で造った偶像に見向きもしなくなります。自分を造られた創造主神様に目を向ける時だけに救いがあり、いのちがあります。


祈り:主よ!私がむなしい偶像を仰ぎ見ていた罪を悔い改めます。今創造主神様にだけ目を向け、頼りますので、私を助けてください。

一言:主と主のことばに頼るは(聖歌496番)


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