聖書別日ごとの糧   >>   イザヤ書[2006]

2006年 07月 08日 (土)

イザヤ書30:1-14
罪に罪を増し加えるばかりだ


Ⅰ.神様に頼らない罪(1-7)

 ユダはアッシリヤの侵略に備え、神様に助けを求めることより、エジプトと同盟を結びました。彼らは自ら強くなろうとして、神様に尋ねずに、エジプトに下って行きました(2)。これは神様の愛と権威を蔑視する大きな罪です。彼らがこのように神様に頼らなかった結果、恥とそしりを受けるだけです(5)。

 個人や国家が神様に頼らないことは、霊的に見る時、大きな罪です。私たちは大きなことでも小さなことでも謙遜に神様に尋ねて見なければなりません。神様だけが私たちが本当に頼るべき方なのです。

Ⅱ.神様の御言葉を聞くのを嫌う罪(8-14)

 彼らは神様の教えを聞くことを嫌いました。それで予見者に「見るな。」と言い、先見者に「預言するな。」と言い、預言者にも「正しい預言をするな。私たちの気に入ることを語れ。」と要求しました(10)。彼らは神様の御言葉を負担に思い、気に入ることだけを聞こうとしました。神様はこのような者たちに破滅をもたらされますが、その破滅は陶器師のつぼが容赦なく打ち砕かれるときのような破滅であり、容赦ないものです(14)。

 これを見ると、御言葉を聞くのを嫌い、正しいことを廃する者は、結局正しい道から外れ、さばきを招くことが分かります。悔い改めの御言葉、十字架の御言葉、さばきの御言葉が私たちを正しい道に導きます。


祈り:主よ!小さなことだと言って、神様に頼らず、負担に思う御言葉だからと言って、受け入れなかった罪を悔い改めます。私がただ神様にだけ頼り、神様の御言葉通りに生きるように助けてください。

一言:すべのことを神様に伺います



2006年 07月 09日 (日)

イザヤ書30:15-33
待っておられる神様


Ⅰ.落ち着いて、信頼すれば(15-17)

 神様がアッシリヤを通して民をさばかれる時、彼らはどのようにしようとされるのでしょうか。彼らは早馬に乗って逃げようと考えました。しかし彼らの追っ手はなお速いので、何の助けにもなりません。神様はこのような彼らに言われます。「立ち返って静かにすれば、あなたがたは救われ、落ち着いて、信頼すれば、あなたがたは力を得る。」(15)。危機の時に落ち着くことは、不安であり、恐ろしく思うことです。しかし苦難の時に、自分の計画を捨てて、全てを神様に信頼する者は救いを得るようになります。

Ⅱ.「幸いなことよ。主を待ち望むすべての者は。」(18-33)

 イスラエルが自分の神様を捨てて、エジプトに頼ったことは昨日今日のことでもありません。人は神様から離れ、それぞれ自分勝手に行きました。しかし神様は放蕩息子が帰って来るのを待つ父親のように、切に待っておられます。これは恵みと憐れみを施そうとされるからです。また主は正義の神様です。この神様を待ち望む者は幸いな者です。

 神様を待ち望む者は、もう泣くことはなく、教師である神様によって正しい道に導かれるようになります(19-21)。食物は豊かになり、傷ついた者は癒されるようになります(23,26)。また敵は滅ぼされます(31)。


祈り:主よ!主がこの反逆者を待っておられるので、その恵みは計り知れないものです。私が主に出て行きますので、正しい道に導いてください。

一言:私たちを待っておられる神様


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