聖書別日ごとの糧   >>   イザヤ書[2006]

2006年 07月 17日 (月)

イザヤ書39:1-8
ヒゼキヤの破滅


Ⅰ.宮中の全ての宝を見せたヒゼキヤ(1,2)

 バビロンの王メロダク・バルアダンは、ヒゼキヤが病気だったが元気になったという知らせを聞いて、お祝いの使者を遣わしました。その時、ヒゼキヤはどうしましたか。彼は強国の王から栄光を受けると、心が傲慢になりました。それで自分の富と栄光と権威を自慢するために宮中の全ての宝と軍事機密である武器庫までみな見せました。これは一国の王として軽率な行動でした。

Ⅱ.全ての宝をバビロンへ移される神様(3-8)

 神様は傲慢になったヒゼキヤを喜ばれませんでした。王宮にあるすべてのものがバビロンへ運び去られると言われました。また彼らの息子たちのうち、捕えられてバビロンの王の宮殿で宦官となる者があると言われました。彼は日頃神様を恐れ敬い、国中を神様に立ち返らせようとし、祈りによっていのちまで伸ばされた神様に愛されている人でした。しかしその受けた恵みに答えず(Ⅱ列32:25)、神様の栄光をうばった時、神様のさばきから逃れることができなくなりました。まさに高ぶりは破滅に先立ちます(箴16:18)。

 私たちに与えられた所有や世の栄光や全ての祝福はみな神様がくださったものです。それで私たちはこの全ての恵みに感謝し、積極的に神様に栄光を返す生活をしなければなりません。これが神様の恵みを担う秘訣です。ヒゼキヤはさばきのメッセージを聞いて率直に自分のあやまちを認めました。また、神様のさばきが後の時代に延ばされた事に対して感謝しました(8)。


祈り:主よ!私が祝福の日に感謝と栄光を神様にささげ、謙遜に主の恵みを担う者となるように助けてください。

一言:感謝と栄光を神様に


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