聖書別日ごとの糧   >>   イザヤ書[2006]

2006年 08月 25日 (金)

イザヤ書63:1-64:12
私たちの父となられる神様


Ⅰ.イスラエルの家への豊かないつくしみについて(63:1-14)

 神様は救い主であり、さばき主です。この神様がイスラエルを苦しめていた全ての敵をさばかれ、イスラエルに豊かな恵みを施してくださいました。神様は彼らの救い主となられ、愛と憐れみによって彼らを贖い、背負い、抱かれました(9)。神様は選ばれた民をご自分の子どもとされ、大きな恵みを施してくださる方です。

Ⅱ.主は私たちの父です(63:15-64:12)

 イスラエルが神様を裏切り、主の心を憂いさせたことで、神様は心をひるがえし彼らの敵となられ、みずから彼らを打たれました。しかしイザヤは神様に進み出て訴えます。「しかし、主よ。今、あなたは私たちの父です。私たちは粘土で、あなたは私たちの陶器師です。私たちはみな、あなたの手で造られたものです。主よ。どうかひどく怒らないでください。いつまでも、咎を覚えないでください。」(64:8,9)。

 イザヤは神様が彼らの父になることを信じ、そんな父の愛と憐れみに頼りました。彼はイスラエルの現状を知っておられる父なる神様が黙っておらずに助けてくださることを信じ、切に祈りました。

 私たちがいくら何のとりえもない罪人であっても、神様は私たちの父親となってくださいます。父の愛と憐れみを信じて出て行く時、私たちをご自分の民とされ、救ってくださいます。


祈り:主よ!主が私に大きな恵みを施され、本当に父親となってくださり感謝します。私が恵みを忘れる罪を犯さないように助けてください。

一言:しかし、主よ。


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