聖書別日ごとの糧   >>   イザヤ書[2017]

2017年 09月 28日 (木)

イザヤ書2:5-22(12)
万軍の主の日は

 神様がイスラエルを捨てられた理由は、彼らの中に東方からの風習が満ちていたからでした。神様にうかがうよりも卜者の占いを求め、異邦人と共に手を取って契約を結んだからでした。当時、ウジヤ王の経済政策でイスラエルは物質的に豊かになり、軍事的にも強い状態にありました。このような祝福の時にこそ、もっと目を覚まして神様に仕えるべきでしたが、誘惑と試みのうちに滑り込んでいきました。国中に偶像が満ち、低い者から高い者までが、皆偶像を拝みました。イザヤは、神様がその民をお赦しにならないようにと嘆願しています。
 その民の罪に対し、審判の日が必ず訪れます。その日は、主のご威光の輝きと浩々たる栄光とが現れる日です。その日には高ぶる者の目が低くされ、高慢な者もかがめられます。その日にはおごり高ぶる者や誇る者にさばきが下り、すべての偶像は消え失せます。その日には銀や金は何の役にもたちません。ですから、我々は、息のようにはかなく、あわれな人間に頼ってはいけません。今日の日本は、先進国として物質的な豊かさの中にあって霊的なことにはあまり関心がありません。人々は神様よりも物質を大事にし、神様の代わりに物質に仕えています。遠からず主の日が近づいてくるという警告を心に刻み、ただ、神様だけに仕えるべきです。

適用:物質が豊かで傲り高ぶっていますか

一言:低くされる


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