神様がイスラエルに御怒りを燃え上げ、またアッシリヤを罰せられる中でも、イスラエルの残りの者、ヤコブの家ののがれた者がいます(20)。彼らは異邦の国々に頼らず、万軍の主、聖なる神に真実に頼る者たちです。その残りの者たちが力ある神に立ち返ります。イスラエルが海辺の砂のようであっても、その中の残りの者だけが立ち返るのです。万軍の神が、義によって既に定められた全滅を行うとき、全世界のただ中でも残りの者だけが立ち返ります（22,23）。残りの者が、万軍の神、主にとっては望みであり、この世の希望でもあります。彼らは立ち返り、もう一度始めるのです。これは、ダニエルやモルデカイのような人であり、エズラやネヘミヤとともにエルサレムに帰還した者たちです。ひいては、主の救いの御わざに用いられている少数の人々のことです。悔い改めない人々が大勢いた中で、わたしについて来なさいと言われたとき、ついて行ったイエス様の弟子たちのことです。そして、それ以降、福音を守った人々のことです。神様は、海辺の砂のような多くの数を喜ばれるのではなく、聖なる神様を真摯に頼る少数の人々を喜ばれます。聖書は、海辺の砂のような多くの者の中で、残りの者だけが主に立ち返ると言われています。この世の権力に頭を下げてしまう者ではなく、聖なる神様だけを見上げ、頼る者たちを通して、神様は御わざを成し遂げてゆかれます。神様の御わざは、人の数によるものではありません。神様は、真実な信仰の人を願っておられます。

適用：残りの者ですか

一言：残りの者だけが立ち返ります