聖書別日ごとの糧   >>   イザヤ書[2017]

2017年 12月 02日 (土)

イザヤ書 20:1-6(2)
裸になり、はだしで

 イザヤは、エジプトとエチオピヤにも、主の救いの言葉を語りましたが、二国ともイザヤの言葉に耳を傾けませんでした。そのため、彼らはアッシリヤに攻められて、捕囚の民となり、捕え移されます。当時、ユダはアッシリヤに追い迫られたため、エジプトに助けを求めにゆきました。これは神の民にとって、恥ずべきことです。神様により頼み、シオンをその避け所としなければいけないのに、力ある国、栄えある国だとしてエチオピヤとエジプトに頼ろうとしたのです。
 私たちにもこのような経験はないでしょうか。本当は主により頼まなければいけなかったのに、人間的に力がありそうなものに頼ってしまう過ちを犯してしまう場合があります。神様は、裸になったイザヤを通してそれを示そうとされました。それにしても、3年間も裸で歩き回るのは普通ではありません。一般的には考えられないことでしょう。しかし、時として神様は、ご自身の御言葉を伝えるために、このような手段を用いることがあるのです。私たちは、できれば見栄えの良い方法でみことばを伝えたいと願うかもしれませんが、時にはこのように常識を越えた方法を示される時があります。そのような時、私たちは、一見それが恥ずかしいことのようであっても、それに従う勇気と従順な信仰が求められるということを覚えておきましょう。

適用: どんな姿勢で御言葉を伝えますか

一言: 言われたとおりに


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