聖書別日ごとの糧   >>   イザヤ書[2022]

2022年 03月 28日 (月)

イザヤ書2:5-22(12)
万軍の主の日は臨まれる

 イザヤはその民に向かって、私たちも主の光の内を歩もうと勧めています。「主の光」は「御言葉の光」「真理の光」を指します。イスラエルは霊的無知と暗闇の中に閉じ込められている異邦人とは違って、光を見つけた民です。ですから、その中を歩むだけでいいのです。しかし、惜しくも彼らは御言葉の光を遠ざけました。

 神様がイスラエルを捨てられた理由は、彼らの中に東方の風俗が満ちていたからでした。神様に聞かないで、占いを求め、異邦人とともに手を取り契約を結んだからでした。当時はウジヤ王の経済政策によって、イスラエルは経済的に豊かで軍事的にも強くなっていました。そのような時、もっと目を覚まして神様に仕えるべきでしたが、祝福の日に誘惑と試みの中に落ちて行きました。その地には偶像が満ちていて卑しいものから高貴なものまでみんな偶像を拝んでいました。イザヤは神様にその民を赦さないでくださいと嘆願しています。

 その民の罪に対する裁きの日は、必ずやってきます。その日は主のご威光の輝きと浩々たる栄光とが現れる日です。その日には人間の高ぶりはかがめられ、人々の思い上がりは低くされます。その日には彼らが誇っていた全ての華やかなものの上にも裁きが下り、偽りの神々はすべて消え失せます。その日には、銀や金の偶像は何の役にも立ちません。ですから私たちは、鼻で息をする人間に頼ってはなりません。今日、日本は先進国です。しかし物質的な豊かさの中で教会も霊的な力を失いがちです。人々は真の神様の代わりに物質の神に仕えています。遠くないうちに主の日がやって来るという警告を心に刻み、ただ神様お一人だけに頼ってその方に仕えなければなりません。



適用:経済的に豊かになって高ぶっていますか

一言:低くされます


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