聖書別日ごとの糧   >>   イザヤ書[2022]

2022年 04月 03日 (日)

イザヤ書 7:1-25(14)
インマヌエル

 アハズ王の時代、アラムとエフライムが組んで、戦いのためにエルサレムに上って来ました。その時、王と民の心は、林の木々が風に揺らぐように動揺しました。主はイザヤを通して、恐れてはならないと言われました。彼らの企てた悪事は起こらない、あり得ないと言われました。そして、「あなたの神、主にしるしを求めよ。」と告げられました。これは、民たちが、どんなことがあっても主を信じ堅く立つようにするためでした。しかし、アハズ王は主ではなく、アッシリアの王に頼ろうと、心で決めていました。彼は「私は求めません。主を試みません。」言いました。これは、不信からくる言葉でした。このような不信は、神様を煩わします。

 王が不信によって求めずにいると、主が自ら一つのしるしを与えられました。処女が身ごもって男の子を産み、その名をインマヌエルと呼ぶ、と言われました。インマヌエルとは「神様が私たちとともにおられる」という意味です。神様はこの幼子をしるしとし、同盟軍の侵略の前で恐れ、心を弱らせている民たちに、主がともにおられることを悟らせてくださいます。主がともにおられ、見守り、救い出してくださることを、王も民も信じて堅く立つことを願っておられます。神様がともにおられるとき、恐れることはありません。主がともにおられるとき、どんな敵も、私たちに害を与えることができません。しかし、アハズ王は強大国アッシリアに頼りました。

 今日多くの人が神様の代わりに、目に見えるこの世のものに頼ります。お金、地位、権力、人に頼ります。しかし、主の民が神である主以外のものに頼ることほど愚かなことはありません。私たちは、私たちとともにおられる主である神様にひたすら頼るべきです。インマヌエルは、この世に来られた神の御子イエス・キリストです。イエス様は私たちとともにおられ、私たちを救い出してくださる主です。



適用:敵たちを恐れていますか

一言:インマヌエル


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