聖書別日ごとの糧   >>   イザヤ書[2022]

2022年 04月 07日 (木)

イザヤ書 10:5-34(21)
残りの者は、力ある神に立ち返る

 アッシリアは神様の怒りのむち、憤りの杖に過ぎませんでした。ところが、自分たちの手の力と知恵でやれたと思い上り、多くの国々を絶ち滅ぼしました。これは、斧が、斧を使う人に向かって高ぶること、杖が、自分を持ち上げる人間を動かそうとすることと同じです。神様は、主のみわざを成し終えた後、そんな彼らの栄光を炎で滅ぼし尽くされます。

 神様は御怒りでイスラエルを罰せられる日にさえも、イスラエルの中に残りの者を残されました(20)。彼らは異邦の国の中で、主に真実をもって頼る者たちです。その残りの者は、力ある神に立ち返ります。イスラエルが海の砂のようであっても、その中の残り者だけが帰って来るようになります。すでに定められた壊滅の中ででも、全地のただ中に残りの者を起こそうとしておられます(22、23)。残りの者こそが、神様の望み、世の希望です。彼らは立ち上げり、やり直します。ダニエル、エズラのような人たち、イエス様の弟子たちのような残りの者たちのことです。彼らは、主のみわざになくてはならない、数は少ないけれども、とても大切な存在です。海の砂のような大勢の人々の中ででも、残りの者だけが帰って来ると言われました。この世の力に負けず、聖なる神様だけを真摯に頼る人を残りの者とし、その人たちを通して、主のみわざが成し遂げられます。だから主のみわざは、人の数によるものでもなければ、人の力によるものでもありません。主のみわざは、アッシリアを持ち上げ、海の砂のように多い人々を滅ぼし、その中で残りの者だけを立ち返らせました。神様は、主だけを信じる信仰の人を残します。



適用:残りの者ですか

一言:残りの者だけが帰って来る


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