聖書別日ごとの糧   >>   イザヤ書[2022]

2022年 04月 09日 (土)

イザヤ書 12:1-6 (2)
主は私の力、私のほめ歌、私のための救い

 12章は、救いの日に歌うほめ歌です。主はユダの罪を罰せられましたが、その御怒りを静め、慰めてくださいました。その救いの日、主の人々は喜びをもって歌います。「主よ、感謝します。あなたは私に怒られたのに、あなたの怒りは去り、私を慰めてくださったからです。」この歌は、紅海を歩いて渡ったイスラエルの民が歌った歌と同じ内容です(出エジ15:2)。その救いの日の主に、再び出会ったからです。主はいつもご自分の民を救ってくださる方です。アブラハムとイサクをアビメレクの手から、ヤコブをラバンの手から救い出し、守ってくださいました。ヨセフをエジプトへ導いた主である神様は、イスラエル民をエジプトの中で保護し、大きな民族になるように助けられました。パロの力をへし折り、カナンの地の様々な部族を打ち破り、乳と蜜の流れる地を与えてくださいました。そして、師士、王、預言者を用いて、救いを成してくださいました。

 主は、きのうも、きょうも、そしてこれからも、とこしえまでも変わらない方です。その方が、ご自分の民の力となり、ほめ歌となり、救いとなられます。絶望の中でうずくまって、悲しみながら嘆くしかない時に、力となられる方です。今も咎と過ちで苦しくなる自分のほめ歌となり、これからも私の救いとなってくださいます。だからこそ、救われた者は救いの泉から喜びながら水を汲み、飲むようになるのです。毎日、主の救いを、身をもって体験し、大声をあげて喜び歌うのです。「12:4主に感謝せよ。その御名を呼び求めよ。そのみわざを、もろもろの民の中に知らせよ。御名があがめられていることを語り告げよ。12:5 主をほめ歌え。主はすばらしいことをされた。これを全地に知らせよ。」主に感謝し、主をほめ歌うのは、その主がすばらしいことをされたからです。これを全世界に知らせ、伝えるべきです。



適用:救いの主である神様を信頼していますか

一言:喜び、感謝し、歌い、知らせよ


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