聖書別日ごとの糧   >>   イザヤ書[2022]

2022年 04月 10日 (日)

イザヤ書 13:1-22(9)
バビロンについての宣告

 13-23章は、諸国についての裁きの御言葉であり、13章はバビロンの審判に関する御言葉です。バビロンは高慢でした。彼らはアッシリアを打ち破って大帝国となることで、南ユダを裁く主の道具として用いられました。しかし、彼らは主を知らず、むしろ心が高ぶりました。ネブカドネツァル王は、金で自分の像を造りました(ダニエル3:1)。しかし、主の日は近く、全能者からの破壊の日がやって来ます。それゆえ、すべての者は気力を失い、心は萎えます。彼らはおじ惑い、子を産む女が身もだえするように、苦しみと激しい痛みが彼らを襲います。彼らは炎のような顔で互いに驚きます。憤りと燃える怒りの、残酷な主の日が来ます。地は荒廃に帰し、主は罪人どもを根絶やしにします。主は世界をその悪のゆえに罰し、悪しき者をその咎のゆえに罰し、不遜な者の誇りをくじいて、横暴な者の高ぶりを低くされます。来たるべき最後の裁きの日、全世界の高ぶる者たちを滅ぼされます。

 裁かれる彼らの姿はどうでしょうか。追い立てられたかもしかのように、集める者のいない羊の群れのようになり、それぞれ自分の民の方に向かい、それぞれ自分の地へ逃げ去ります。見つけられた者は、みな刺し殺され、連れて行かれた者は、みな剣に倒れます。彼らの幼子たちは目の前で八つ裂きにされ、家は略奪され、妻は犯されます。メディア人たちは銀をものともせず、金さえ喜ばず、バビロンを滅ぼす一心で、その弓は若者たちを撃ち倒し、胎の実さえあわれまず、子どもたちにさえあわれみをかけません。こうして、諸王国の誉れ、カルデア人の輝かしい誇りであるバビロンは、神がソドム、ゴモラを滅ぼしたときのようになります。そこには永久に住む者もなく、代々にわたり住みつく者もなく、荒野の獣が伏し、飛び跳ねます。豪華な宮殿では山犬とジャッカルがほえ交わします。その時が来るのは近く、その日はもう延ばされることはありません。



適用:高慢な者たちの最後は

一言:罪人たちは滅ぼされる


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