25章は、神様への感謝、賛美で始まっています。その理由の一つ目は、主が敵を裁かれる真実で忠実な神だからです。主は町を石くれの山とし、城壁のある都を廃墟にされます。力強い民も主をほめたたえ、横暴な国々の都も主を恐れます。横暴な者たちは嵐のように神の民を攻撃しますが、主は貧しい者の砦、嵐のときの避け所、暑さを避ける陰となられます。

二つ目の理由は、万軍の主が、シオンの山の上で万民のために、髄の多い脂身とよくこされたぶどう酒の宴会を開いて下さるからです。主は、ご自分の民を豊かに祝福してくださる神です。また、万民の上をおおうベールと、万民の上にかぶさる覆いを取り除き、永久に死を滅ぼしてくださいます。主の栄光を見えなくさせていた覆いを取り除き、はっきりと主を見ることができるようにしてくださいます。神である主は、すべての顔から涙をぬぐい取り、ご自分の民の恥辱を取り除かれます。それで、民は主にある御救いを楽しみ喜ぶようになります。（9）

一方、万軍の主は傲慢なモアブを、藁が汚水の中で踏みつけられるように裁かれます。「モアブ」は、長年に渡りイスラエルと敵対してきた民族であり、そのため、神を拒否して最後まで反抗する者達を象徴しています。終りの日には、神様と敵対するすべての勢力が滅ぼされます。その終わりの日に王である主を待ち望んでいるすべての人は、神様の救いを喜びながら神様の宴会に参加するようになります。

適用：どんな日を待ち望んでいますか

一言：その日の宴会