聖書別日ごとの糧   >>   イザヤ書[2022]

2022年 07月 27日 (水)

イザヤ書28:1-29(5)
万軍の主は栄えの飾り輪となり

エフライム(北イスラエル)には、肥えた谷の頂に立てた城がありました。彼らは豊かさと要塞に頼り、信仰を捨てました。しかし、神様はエフライムの栄華を酔いつぶれた者が誇りとする冠、しぼんでゆく花のようであると言います(1)。酒に酔うと真っすぐ立つことができず、よろめき、ふらつきます。エフライムは自分たちの栄華が堅く、長く続くと思っていましたが、既に誇りとする冠は揺れ動いています。力強いある者の手によって冠は地に投げ捨てられ、倒されます。実際に北イスラエルは神様の警告通りのに、アッシリアによって倒れ砕かれました。そのような中でも残された者がいました。彼らは神様を誇りとする冠、麗しい飾りとして受け入れられました(5)。エフライムの多くの者たちは、酔いどれの誇りとする冠でありすべて砕かれました。どんな誇りが真の誇りですか。どんな花が真に麗しい飾りですか。この世の栄華はしぼんでゆく花、酔いどれが誇りとする冠です。神様を誇りとする人は麗しい飾りをしている人です。

神様を自分の誇りとする者はどんな人ですか。神様がシオンに一つの石を礎として据えましたが、その石を基礎としている人です(16)。この礎の石はイエス・キリストです。雹と洪水があっても、イエス・キリストの上に立つ人は安全です。しかし、傲慢で偽りの上に立つ人は滅びます。雹はまやかしの避け所を一掃し、水は隠れ家を押し流します(17)。

この神様は、そのような民にどのようなお方ですか。農夫が畑を耕してから土地を起こし、その地面をならしてから種を蒔くように、神様はその民を段階的に導いて下さいます。また、農夫がおのおのの穀物に合わせてクミンを棒で打ったり、麦を砕いたりするように、神様も一人ひとりに合わせて人格的に助けてくださいます。神様の摂理は奇しく、その英知は偉大である為、私たちには理解できない時もありますが、神様を信じてイエス・キリストの上に立つ時、誇りの冠となり、麗しい飾りとなります。



適用:わたしの礎の石、冠は何ですか

一言:礎の石はイエス・キリスト、冠は神様


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