聖書別日ごとの糧   >>   イザヤ書[2022]

2022年 07月 29日 (金)

イザヤ書30:1-26(15)
静かにして信頼すれば、あなたがたは力を得る

当時、アッシリアに対抗してエジプトとカナンの国々は同盟を結びましたが、ユダもこれに加わりました。しかし、エジプトに頼ることは、神様の前で罪に罪を増し加えるようなものでした。これは全能なる神様を信頼せず、人間に頼る不信から来るものだからです。彼らは神様の指示を仰がず、ファラオの保護のもとに身を避け、エジプトの陰に隠れようとしましたが、ファラオの保護に頼ることはむしろ恥となり、恥辱となります。エジプトの助けは空しく、当てになりません。神様に頼らず超大国に頼るのは、空しいだけでなく、主を蔑視する大きな罪でもあります。エジプトに頼る彼らの醜い姿はどうでしょうか。彼らは神様の預言者たちに、預言するなと言いました。神様が自分たちから離れるようにしなさいと言いました。エジプトがあるから、神様は必要ないと言っているのです。どれほど醜い姿でしょうか。神様は陶器師がその壺を容赦なく打ち砕くようにユダを打ち砕くと警告されます。神様に頼らず、人間に頼る不信を、神様は一番嫌われます。

では、救いの道はどこにありますか。立ち返って落ち着いていれば救われ、静かにして信頼すれば、力を得ることができます(15)。彼らはこれを聞いても耳を塞ぎ、早馬のように神様の前から去っていきました。しかし、神様は彼らを待っておられます。これは、彼らに恵みを施すためでした。神様はあわれみと義の神様です。主を待ち望む者は幸いです。主は彼らの叫ぶ声に応え、必ず恵みを与えてくださるからです。主が苦しみのパンと虐げの水を与える時があったとしても、教える方を立てて、彼らを正しい道へ導いてくださいます。すると、彼らは偶像を汚れたものと見なし、まき散らします。その土地の産する食物はみずみずしく豊かになり、牧畜も栄えることでしょう。主がその民の傷を包み、その打たれた傷を癒される日に、喜びと太陽の光は七倍になったかのような輝きを感じるでしょう。主はまことに救いの道です。



適用:エジプトに頼りますか

一言:静かにして神様を信頼しない



2022年 07月 30日 (土)

イザヤ書30:27-31:9(30:32)
懲らしめの杖

神様のアッシリアに対する怒りは激しいものです。主は怒りに燃えて立ち上る濃い煙とともに来られます。その唇は憤りに満ち、舌は焼き尽くす火のようです。その息は、あふれて首まで達する流れのようです。それは国々を破滅のふるいにかけ、諸国の民のあごに、迷い出させる手綱をかけます。この時、ユダは喜び、主の前に進み出て歌を歌うでしょう。主の威厳ある御声、大雨、嵐、雹の石で、激しい怒りと焼き尽くす火の炎とともに下される御腕により、アッシリアは打ちのめされるでしょう。主は懲らしめの杖で彼らを打たれます。ユダは過去自分の罪によって神様から懲らしめを受けましたが、ユダをさばいたアッシリアはもっと悪者でした。神様は懲らしめの杖で彼らを打たれます。罪に対する神様の怒りは激しいものです。その杖の鞭はとても厳しいものです。

 助けを求めるためにエジプトへ下った者たちはわざわいです。馬と戦車、騎兵の強さに拠り頼み、イスラエルの聖なる方に頼らないからです。エジプトは人間であり、神ではありません。彼らの馬も肉であって霊ではありません。主が御手を伸ばされるとエジプトはつまずき、エジプトに助けを求めた者は倒れて、皆ともに滅び果てます。反面、万軍の主は獲物に向かって吠える獅子のようにシオン山でご自分の民のために戦われます。鳥が翼を広げひな鳥を守るように、神様はエルサレムを守り、救ってくださいます。神様はイスラエルの子らに向かって仰せます。「帰れ、イスラエルの子らよ。あなたがたが反抗を強めているその方のもとに」。その日、彼らは偽りの神々を退けます。アッシリア軍の十八万五千人は主の剣によって倒れます。彼らは剣の前から逃げます(イザヤ37:36)。主の火はシオンでご自分の民を堅く守ります。真の救いは超大国と偶像にあるのではなく、私たちの主、神様にあります。



適用:悪人たちの最後はどうですか

一言:主が杖で打たれます


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