聖書別日ごとの糧   >>   イザヤ書[2022]

2022年 09月 26日 (月)

イザヤ書33:1-24 (20)
その鉄のくいはとこしえに抜かれず

本文はアッシリアの侵攻を背景としています。イザヤは、アッシリアが裏切り者、騙す者だと呪います。ヒゼキヤとアッシリアが以前結んだ平和条約は破られ、彼らが進撃してきたことによって大路は荒れ果て、道行く者は途絶え、町々は捨てられました。この国家的な苦難の時、イザヤは切に祈りました。「主よ。私たちをあわれんでください。私たちはあなたを待ち望みます。苦難の時の私たちの救いとなってください」(2)。イザヤは、主はいと高き方で、高い所に住み、公正と正義で満たされる方であると宣言しました。イザヤは、民たちに信仰と救いの望みを植えつけました。絶望の時、勝利に対する約束を信じ、心を強くしなければなりません。

主はどのように答えてくださったでしょうか。「今、わたしは立ち上がる。今、わたしは自分を高め、今、あがめられるようにしよう。」(10)。主はご自分の栄光のために立ち上がり、救いを与えくださいます。正義の主は、自ら強いアッシリア軍隊を滅ぼします。エルサレムは、「安らかな住まい、移ることのない天幕」、「その杭はとこしえに抜かれ」ないところとなります。 そこには威厳ある主がともにおられます。そして、主は私たちをさばく方、法を定める方、王として私たちを救ってくださいます。主がアッシリアの軍隊を滅ぼす時、ユダの民は、おびただしい数の分捕り物が分けられるようになる、という驚くべき救いを体験します。



祈り:私が大きな危機にさらされる時、主が立ち上がってくださることを感謝します。正義と勝利の主を信じて心を強く持つように助けてください。

一言:主が救ってくださいます


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