聖書別日ごとの糧 >> イザヤ書[2022]
2022年 09月 27日 (火)
イザヤ書34:1-17(8)
主の復讐の日
主の復讐の日
主を無視して傲慢に行った国は、時が来れば主の裁きを受けるようになります。主はエドムを裁かれます。主の報復によって「エドムの川はピッチ」に、「その地は燃えるピッチ」になります(9)。ピッチとは、コールタールなどを蒸留した後に残る黒褐色の粘質物で、ここではエドムが完全に廃墟となった姿を表しています。エドムは、神の民イスラエルを支配していた国ですが、神の民に敵対し、イスラエルを迫害する国を代表しています。主は神の民を苦しめて迫害する者たちを裁かれるのです。「それは主の復讐の日であり、シオンの訴えのために仇を返す年だからだ。」と主は言われます(8)。主は復讐する方です。主は、人が自分で復讐することを喜びません。時になると、主ご自身が正しく裁かれます。
復讐してくださる神様を信じないなら、私たちは憎しみを持ち続けて苦しくなるしかありません。また、正しく生きてゆく人生に疑いを持ち、悪人の繁栄をうらやましく思うようになります。そうすると、私たちの心にも悪が入ってきます。しかし、神様の誠実な子供たちは、主の復讐を信じているので、自分で復讐しようとはしません。天におられ、正しく裁かれる裁判官である主の御前に出て行き、訴えます。裁きを主に委ねて赦し、忍耐します。エドムは、聖書の予言どおり、神様の裁きを受けました。神様の審判は遅いと思われる時もありますが、時になれば必ず実現されます。
祈り:主よ、私が悔しい思いをした時、相手や状況から目を離し、主を見上げるように助けてください。神が私の味方であるなら、私は何も恐れることがありません。主よ、感謝します。
一言:復讐する主
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