聖書別日ごとの糧   >>   イザヤ書[2022]

2022年 09月 29日 (木)

イザヤ書36:1-22(21)
一言も答えなかった

36章から39章までは、ヒゼキヤ王の治世下で起こった出来事を記録しています。ヒゼキヤ王の第十四年に、アッシリアの王センナケリブが攻めて来ました。彼はラブ・シャケ将軍をエルサレムに送り、降伏を促しました。ラブ・シャケは、ユダの民の信仰を揺さぶろうと、ありとあらゆる嘘と脅迫の言葉を言ってきました。何より、主を信頼せよと言ったヒゼキヤの言葉に従ってはならないとユダに向かって叫び、神様を信じても、助けにならないと大口を叩きました。

 国家的な危機の瞬間でした。しかしヒゼキヤ王は、民たちが主を信頼するように助けました。主が必ず救い出してくださる、という信仰を植えつけました。ラブ・シャケの嘲笑と脅迫に対して、答えないように命じました。ラブ・シャケと言葉を交わすことは、彼の戦略にはまることだからです。ラブ・シャケが何と言おうと、主なる神様は唯一の神様であり、イスラエルを救う方です。これは、変わることのない真理です。サタンは、神様に対する信仰をゆり動かそうと、私たちに多くの言葉をかけてきます。神様であっても救うことはできない、とあざ笑います。信じても、結局は滅びてしまうと不安な思いにさせます。私たちは、このような不信と疑いと嘲笑と脅しの言葉に、一言も答える必要がありません。神様に絶対的に信頼し、静かにしていればよいのです。時になると、神様が自らご自身を現されます。信仰の人々は、危機の時さらに信仰を強くし、静かにいます。



祈り:主よ、困難な時、心を主に向けて聖書を開き、御言葉の中で静かにしていることができるように助けてください。

一言:信仰によって、静かに


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