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2002年 12月 20日 (金)

イザヤ書7:1-25
インマヌエルと名づける

Ⅰ.気をつけて、静かにしていなさい(1-9)
 神様はユダヤの王アハズに「アラムの王レツィンとイスラエルの王ベカは煙る燃えさしに過ぎないので心を弱らせてはならない。」と言われます。「気をつけて、静かにしていなさい。」と言われます。なぜなら歴史の主観者である神様が彼らの悪事を止められるからです。神様の民はどんな危機の時にも神様を信じ、気をつけて、静かにしていなければならないのです。
Ⅱ.インマヌエルと名づける(10-17)
 神様は、アハズにしるしを求めることで、神様が共におられることを確認して見ることを願われました。しかしアハズはエジプトに頼る心があったので神様の助けを拒みました。
 しかし神様は「主みずから、一つのしるしを与える。」と仰せられました。「見よ。処女がみごもっている。そして男の子を産み、その名を『インマヌエル』と名づける。」(14)それは処女がみごもって男の子を産み、その名を「インマヌエル」と名づけるというものでした。「インマヌエル」とは「私たちと共におられる神様」という意味です。インマヌエルの子どもは神様が共におられるユダヤ人を指します。同時に750年もの後に生まれ、人類の救い主になられるイエス様を指します(マタ1:23)。イエス様は私たちと共におられる神様です。

祈り:主よ!主が私たちと共におられるために肉体を着てこの地に来られたことを感謝賛美します。私はインマヌエルのイエス様に頼ります。

一言:イエス様は私たちと共におられる神様



2002年 12月 21日 (土)

イザヤ書9:1-7
永遠の父

Ⅰ.くらやみを照らした大きな光(1-5)
 イザヤは絶望的な時代に将来メシヤの誕生を仰ぎ見て勝利の歌を歌います。彼はメシヤが来られれば、辱しめを受けた異邦人のガリラヤが栄光を受け、やみと死の陰の地でしいたげられていた人々が大きな光を見るようになると預言しました。またサタンの圧制と罪のくびきから抜け出し、全ての悲しみが消え救いの喜びが満たされるようになると預言しました。みどりごイエス様はくらやみを照らされた大きな光です。このイエス様を受け入れればすべてのやみと死の権力が退くのです。
Ⅱ.ひとりのみどりご(6,7)
 イエス様は弱く謙遜なひとりのみどりごの姿で私たちに来られました。では、このみどりごはどんな方でしょうか。
*不思議(Wonderful):イエス様は宇宙と万物をお造りになった創造主であり、私たち人間の理性と理解を超越される方です。
*助言者(Counselor):イエス様は無限の知恵で人々を助けてくださる偉大な助言者です。
*力ある神:イエス様は全能なる神様です。
*永遠の父:イエス様は孤児のような私たち人間を繊細に面倒を見てくださり、保護してくださる父親です。永遠の本当の父親です。
*平和の君:イエス様は公平と正義、愛と平和で人々と世を統治される平和の王です。

祈り:傲慢で臭う罪人たちに仕えるために「ひとりのみどりご」の姿で来られたイエス様を愛します。イエス様は私のお父さんです。

一言:永遠の父



2002年 12月 22日 (日)

イザヤ書11:1-16
万物の回復者イエス様

Ⅰ.正義はその腰の帯びとなり(1-5)
 イザヤはメシアがダビデの子孫としてエッサイの根株から出ることを預言しました。その方は主の霊、すなわち知恵と悟りの霊、はかりごとと能力の霊、主を知る知識と主を恐れる霊で満たされるようになるのです。その方は主を恐れることを喜びとします。正義はその腰の帯びとなり、真実はその胴の帯びとなるのです。
Ⅱ.楽園を回復されます(6-9)
 失楽園となった世では、狼と子羊、ひょうと子やぎ、雌牛と熊は互いに敵対し、引き裂いて殺します。しかしメシヤが来られれば、すべての敵対関係が崩れてしまいます。ねたみと競争、弱肉強食が消え、平和が臨むのです。獅子が牛のようにわらを食べ、乳飲み子はコブラの穴の上で戯れます。ここには害するものがなく、傷もありません。海をおおう水のように主を知る知識が地を満たすようになるのです。一言で楽園が回復するのです。
Ⅲ.兄弟が和解するようになります(10-16)
 その日にメシヤは国々の民が仰ぎ見る旗になります。国々は彼に立ち返るようになります。またその方は四方に散らされた人々を集められます。そして敵となって争っていた人々が敵対関係を解いて、互いに和解するようになるのです。以上の楽園の回復はイエス様の再臨時に完成し、イエス様が来られることでその御業は始まったのです。

祈り:主よ!この地にねたみと嫉妬と争いが絶える日はありません。イエス様による平和と和解を成してください。

一言:イエス様の中に世界平和がある


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