聖書別日ごとの糧   >>   エレミヤ書[2018]

2018年 08月 04日 (土)

エレミヤ書37:1-21(15)
苦しみを受けるエレミヤ

 こうして安心していた時、エレミヤはどんな御言葉を伝えたのでしょうか。「あなたがたを助けに出て来たパロの軍勢は、自分たちの国エジプトへ帰り、カルデヤ人が引き返して来て、この町を攻め取り、これを火で焼く。」と預言しました。これは、エレミヤ個人の考えではなく、神様がエレミヤにお与えになった御言葉です。エレミヤは預言者として、神様の御言葉をそのまま民たちに伝えました。平安の代わりに、さばきの御言葉を伝えるエレミヤを、民たちが良く思うはずがありません。エレミヤが相続地をもらいにベニヤミンの地に帰って行った時、当直の者が、バビロンに降伏するためにエルサレムを離れたと言って、彼を逮捕しました。エレミヤを、民族の裏切り者として仕立て上げたのです。エレミヤが「違う」と言っても、聞いてもらえず、首長たちのところに連れて行かれました。彼らも激しく怒り、エレミヤを丸天井の地下牢に入れました。エレミヤはなぜ、このような苦しみを受けたのでしょうか。人が聞くのに良いことばではなく、聞きたくないと思っている神様の御言葉を、そのまま伝えたからです。神様の御言葉を伝える時、苦難があります。世は、神様の御言葉を聞くことを嫌います。苦難を恐れ、御言葉を伝えないなら、使命を回避することになります。苦難があっても、御言葉を伝えることによって、この時代にも神様の預言者がいることを知らせなければなりません。

適用:神様の御言葉をそのまま伝えましょう

一言:苦難を受けても


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