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2018年 08月 05日 (日)

エレミヤ書38:1-28(8,9)
エレミヤを救ったエベデ・メレク

 この時、エレミヤを救おうと、立ち上がった人がいました。エベデ・メレクです。彼は王宮の宦官で、クシュ人でした。彼はエレミヤを真の預言者として認めました。そのような預言者を、そのまま死なせるわけにはいきませんでした。彼はエレミヤを救おうと、王に進み出ました。首長たちがエレミヤに行なった全てのことが悪いと、言いました。エレミヤを救わなければ、穴の中で飢え死にすることも知らせました。勇気が実際になければ、立ち上がることのできない状況でした。首長たちはエレミヤを嫌っています。王も首長たちの要求を受け入れ、エレミヤを引き渡しました。下手すると、首長たちの憎しみを買い、自分自身も危険に処せられます。権力とは、どれだけ恐ろしいものなのでしょうか。しかし、エベデ・メレクは、悪者たちによって神様の預言者が犠牲になることを見逃すことができませんでした。彼は、不義がはびこる時代に、正義の側に立ちました。人の目を気にせずに、神様の側に立ちました。神様は、私たちが神様のために、勇気ある者になることを願われます。また、勇気がある者たちのために、働いてくださいます。王はエベデ・メレクの言葉を聞いて、エレミヤが死ぬ前に、穴の中から引き上げるように命じました。神様は、信仰の勇気によって預言者を救ったエベデ・メレクを、イスラエルが滅亡する時に、救うことを約束してくださいます(39:15-18)。自分には、エベデ・メレクのような勇気はあるのでしょうか。

適用:勇気ありますか

一言:信仰の勇気


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