聖書別日ごとの糧   >>   エレミヤ書[2018]

2018年 08月 11日 (土)

エレミヤ書44:1-45:5(24)
主のことばを聞け

 ところで、エジプトに寄留していたユダヤ人たちは、天の女王にいけにえをささげる生活を取り戻したいと言い出しました。天の女王にいけにえをささげていた時にはパンに飽き足り、幸せだったのに、それをやめた時から万事に不足し、剣とききんに滅ぼされるわざわいが起こるようになったと説明しました。しかし、この考え方は間違っており、愚かです。エレミヤは、むしろ彼らのそのような悪い行いに主は耐えられず、イスラエルの国を廃墟にされたのだ、とはっきり言いました(22)。愚かな偶像崇拝者は、身分の低い者も、高い者もみんな剣とききんと疫病で死に、のろい、恐怖、ののしり、そしりとなります。エジプトに寄留していたユダの人々は、ついには滅び絶え、剣をのがれる者以外には、ユダの地へ帰れる者はいません。もしも彼らがユダの地に残っていたなら、彼らは歴史に名を残す人々となったことでしょう。エジプトに下ったとしても、偶像を拝むことなく主の律法に聞き従っていたなら、神様の恵みによって生きる道が開かれたことでしょう。しかし、残念なことに、彼らは預言者のことばを拒み、豊かな暮らしと悪の道を選びました。歴史からの教訓を学ばず、悪から立ち返らない人の結末は火を見るよりも明らかです。

適用:わざわいを招く偶像崇拝の悪を知っていますか

一言:滅び絶える


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