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2018年 08月 15日 (水)

エレミヤ書49:1-39(20)
諸国に対する神様の御計画

 エサウの子孫であるエドム人は、死海の南のほうに住んでいました。彼らは知恵を誇り、高慢でした。ヤコブの兄弟であるのに、エルサレム滅亡の日には「破壊せよ、破壊せよ、その基までも」(詩篇137:7)と呪いました。そんな彼らを、バビロンが獅子と鷲のように襲って来ます。難攻不落の要塞と言われていた首都ボツラは、恐怖とそしり、廃墟とののしりとなり、そのすべての町々は永遠の廃墟となります。しかしそんな災いの時であっても、みなしごとやもめたちを主は顧みてくださいます。
 アラムの首都ダマスコと主要都市ハマテとアルパデは、突然断ち滅ぼされます。栄誉の町、喜びの都はバビロンの侵略により滅亡します。ダマスコ南部の遊牧民であるケダルとハツォルは、バビロンの王ネブカデレザル軍勢によって、天幕と羊の群れ、幕屋、器、らくだなど大切な財産を奪われます。ハツォルはジャッカルの住みかとなり、とこしえまでも荒れ果てます。
 エラムはバビロン東部の山岳地帯にあって、巧みな射手たちを誇りましたが、その弓も四方から吹いて来る風のようなバビロンには砕かれます。しかし、終わりの日になると、神様はエラムの繁栄を元どおりにしてくださいます。諸国に対するこれらの裁きは、神様がなさったことです。神様は強大国バビロンを諸国への裁きの器として用いられますが、裁きの後、それぞれの国に回復の望みを与えてくださいます。神様はイスラエルのみならず、諸国をも公義と憐れみをもって裁かれます。

適用:繁栄と滅亡を主管しておられる方は誰ですか

一言:わたしがする


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