聖書別日ごとの糧   >>   エレミヤ書[2023]

2023年 10月 16日 (月)

エレミヤ書1:1-19(5)
わたしはあなたを国々への預言者と定めていた

エレミヤは、ユダの王ヨシヤの時代、その治世の第13年に神様の僕として召されました。彼はユダがバビロンに滅ぼされたBC 586年までの約40年にわたる激動期の間、預言者としての使命を果たしました。彼の召されは、自分の選択や偶然によるものではありませんでした。神様は、彼を母の胎に形作る前から彼を知っておられ、聖別し、国々への預言者として定めていました。エレミヤは、神様からの召されに対し、深く恐れ、悲しみました。自分はまだ若くて口下手なので、預言者の職を担えないと答えました。しかし、神様は、彼の若さゆえの経験不足や足りなさを問題視しませんでした。なぜなら、神様ご自身が彼とともにし、救い出して下さるからです。それで、神様に従順に聞き従い、どこに遣わされてもそこに行き、神様の御言葉を語ることを求められました。神様は御言葉を彼の口に授け、彼を通してユダと国々を支配している罪の勢力を引き抜き、引き倒し、滅ぼし、壊して、代わりに神の国を建て植えようとされます。

神様がエレミヤを国々の預言者として立てられたのは、彼の才能や性格、経験などの人間条件とは全く関係ありませんでした。それは、完全に神様の主権によるものでした。この召されは、彼に臨まれた特別な恵みであり、人間の力を超えたものです。私たちを母の胎から聖別し、この時代の預言者として召された方は神様です。これは神様の絶対的な主権によるものです。これを深く受け入れる時、私たちは自分の弱さを主張せず、神様から与えられるどんな御言葉も大胆に語ることができます。今年、神様の御言葉が日本と世界の人々に語られますように、また人々を縛っている罪の勢力を引き倒し、神の国を建設する聖書の先生として尊く用いられるように祈ります。



祈り:主よ、罪で煮え立っているこの世で、主が私を国々への預言者として定められたことを信じます。私を通して、この時代を救ってください。

一言:国々への預言者


<<(1)    次のページ(2)    (14)>>

聖書別日ごとの糧