聖書別日ごとの糧   >>   エレミヤ書[2023]

2023年 10月 23日 (月)

エレミヤ書7:1-8:3(23)
あなたがたはたわたしの声に聞き従え

ユダの民は形式的に神殿礼拝をささげるだけで、生活では神様の民らしく生きていませんでした。彼らの道と行為は神様の前に正しくありませんでした(3)。神様は隣人と正しい関係を結び、社会的弱者に手を差し伸べる生活を実践する中で捧げられる神殿礼拝を喜ばれます。しかし、ユダの民は隣人との関係で公正を行いませんでした。異邦人と孤児とやもめを虐げ、罪のない者の血を流しました(6)。彼らは盗み、殺し、姦淫し、偽って誓いをしました(9a)。バアルに犠牲をそなえ、他の神々に従いました(9b)。それなのに、彼らは神殿に入り、神様に礼拝をささげ、『わたしたちは救われている。』言いました(10)。なぜなら、形式だけでも神殿礼拝を捧げれば、神様が彼らをすべての困難と敵の手から救ってくださると思ったからです。彼らは、泥棒が泥棒の巣となっている洞窟に隠れて安全だと考えているかのように、彼らには神殿があるから安全だと信じていました(11)。しかし、昔、シロに神様の天幕があったにもかかわらず、北イスラエルが神様の裁きを避けることができなかったことを、彼らは覚えなければなりません(12)。神様はエレミヤに「この民のために祈ってはならない。」と言われました(16)。神様は形式的な神殿礼拝をささげ、神様の御言葉に従って生きないユダの民を裁くことにしました。神様が願われるのは、形式的な礼拝ではありません。神様の御声に耳を傾け従うことです(22,23)。ユダの民は神様の御声に耳を傾けず、従ってもいませんでした(24-28)。神様は彼らから背を向けました。生活の中で御言葉に聞き従い、神様を礼拝する者たちを、神様は喜ばれ祝福されます。



祈り:主よ、敬虔そうに見えて中身がない、そんな信仰者にはなりたくなりません。あなたの御言葉に聞き従い、心から礼拝する者であるように、私を助け、守ってください。

一言:幸せになるために


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