聖書別日ごとの糧   >>   エレミヤ書[2023]

2023年 10月 27日 (金)

エレミヤ書11:1-17(3)
契約の言葉を聞かない者は、呪われる

神様は、出エジプト直後にシナイ山でイスラエルと契約を結びました。「わたしの声に聞き従い、すべてわたしがあなたがたに命じるように、それを行え。そうすれば、あなたがたはわたしの民となり、わたしはあなたがたの神となる。乳と蜜の流れる地を与える。(4,5)」イスラエルが、契約の御言葉に聞き従って生きる民となるように、神様は、御声を聞くように、しきりに戒められました。神の民は、サタンの声、貪欲の声、肉の声、利己心を拒み、むしろ聖霊さまの御声、主の御言葉を聞くことに注意を払わなければなりません。これは契約の民の道理です。ところが、イスラエルは契約の言葉に従順ではなく、神様の御声に耳を傾けもしませんでした。おのおの悪い頑なな心のままに歩みました。彼らは先祖たちの咎を繰り返し、他の神々に従い、これに仕えて、主との契約を破りました。神様は、契約を破った彼らにわざわいを下すと仰せられました。彼らは苦痛で叫ぶだろうが、わたしは聞かないと言われました。彼らの神々は彼らの町の数ほどもあり、バアルの祭壇はエルサレムの通りの数ほども設けられました(13)。このような神々はわざわいの時、叫んでも決して救うことは出来ません。神様は契約を破って偶像崇拝した彼らのゆえに、エルサレムに「あなたはこの民のために祈ってはならない」と執り成しの祈りを禁じられました。もはや彼らは生ける供え物を献げても、わざわいを避けられません。神様は咎の実でいっぱいになった彼らを、さばかれます。



祈り:私たちとの契約を忠実に守ってくださる主よ、私も、あなたに対して忠実であるように助けてください。イエス・キリストにある新しい契約の内にとどまるように、私の心と信仰を守ってください。

一言:主と契約で結ばれている



2023年 10月 28日 (土)

エレミヤ書11:18-12:17(11:20)
私の訴えを打ち明けた

エレミヤは、自分の故郷であるアナトテの人々が自分を殺そうとしていた事実を神様によって知るようになりました。彼らは、エレミヤに「主の名によって預言するな。われわれの手にかかって、あなたが死なないように。」と脅迫しました。また、エレミヤを殺し、その名が二度と思い出されないように企みました。この事実を知ったエレミヤは、正しくさばき、思いと心をためされる万軍の主に祈りました。自分の訴えを弁護して下さり、主が復讐されるのを見ることができるように要請しました。万軍の主は仰せられました。「見よ、私は彼らを罰する。若い男は剣で死に、彼らの息子、娘は飢えで死に、彼らに残る者がいなくなる。わたしがアナトテの人々にわざわいを下し、刑罰の年をもたらすからだ。」エレミヤは、なぜ悪者の道は栄え、裏切りを働く者はみな安らかなのか、と聞いて悪者に対する主のさばきを求めました。ところが、神様は、迫害は更にひどくなると話されました。彼の兄弟や父の家の者さえ彼を裏切ります。ですから、彼らを信じてはならないと警告しました。不信仰な曲がった今の世にさばきの御言葉を伝える時、悔しいことや痛みが多いです。しかし、神様は私たちの心を知り、自ら報復して下さいます。なぜなら主の御業だからです。私たちは自分の歩みを見守る神様により頼み、勇気と信仰を持って、続けて御言葉を伝えなければなりません。

神様はユダを心から愛されました。彼らは主の所有であり、主の愛する民でした。ところが彼らが契約を破った時、神様はその貴い家と所有を見放しました。敵の手中に渡します。しかし、愛する民に対する望みを絶ちませんでした。彼らが再び、一生懸命、主の民の道を学び、立ち返るなら、神様の民として建て直して下さいます。しかし、彼らが、最後まで従順でないのなら、根こそぎ滅ぼされます。



祈り:主よ、私は悔しい思いをした時、自分で全て抱え込んでしまいがちです。しかし、自分で戦おうとせず、主を信じ、主にもっと訴えていくべきことを学びます。

一言:主は正しくさばいてくださる方


<<(1)    前のページ(10)    11    次のページ(12)    (14)>>

聖書別日ごとの糧