聖書別日ごとの糧   >>   エゼキエル書[2007]

2007年 01月 04日 (木)

エゼキエル1:1-28
主の栄光の幻

Ⅰ.私は神々しい幻を見た(1-3)
 本書はエゼキエルによって記録されました。エゼキエルはB.C.598年バビロンの王ネブカデネザルの統治8年頃に、ユダの王エホヤキンと共にバビロンに捕囚として連れて行かれました。ユダは深いやみと絶望に落ちていました。その時カルデヤのケバル川で天が開け、神様の幻がエゼキエルに現われました。同時に神様の御言葉と、主の御手がありました。神様は絶望するユダの民を救うために、エゼキエルを御言葉のしもべとしてお立てになりました。
Ⅱ.それは主の栄光のように見えた(4-28)
 エゼキエルは、神様の幻の中で、四つの生きものと四つの輪を見ました。四つの生きものはおのおの四つの顔を持っていましたが、それは神様の摂理と監視がどこにでもあることを示しています。また四つの生きものの姿は燃える炭、たいまつのように見えましたが、それは純潔を意味します。四つの輪は生きものが動くとおりに動き、生きものは霊が行くところに行きました。これは世のすべてのものが神様の御旨の通りに動いていることを話しています。
 エゼキエルはさらに大空のはるか上の王座に着座された神様の御姿を見ました。彼が見た王座は栄光と恵み、勝利と統治、さばきの王座でした。これはユダや全世界が強大国バビロンによって左右されているようですが、実は高い御座に着座された神様が御旨に従って歴史の歯車を回しておられるという意味です。

祈り:主よ!絶望するこの民に神様の栄光を見せてくださり、新しい望みを持つように助けてください。

一言:栄光ある神様の幻


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