聖書別日ごとの糧   >>   エゼキエル書[2007]

2007年 01月 15日 (月)

エゼキエル28:1-19
高ぶりは破滅に至る

 ツロは港町であり、貿易を通して世界が注目する経済大国になりました。ツロは神様の祝福によって経済大国になり、その豊かさと富で世界に名声をとどろかせました(エゼ27:25)。
 神様から多く祝福された人は祝福のみなもとである神様に感謝の祭壇を築き、隣人にもっと多く施す生活をしなければなりません。ところがツロは祝福の時に神様に栄光を帰さず、隣人を顧みませんでした。むしろ選民イスラエルを蔑視し、傲慢に振舞いました(エゼ26:2)。
 特にツロの王は自分を神として、傲慢に自分勝手にふるまいました。自分の知恵を誇り、多くの財宝によって心がひどく高ぶりました。そして彼は美の極みでありました(12)。神様が彼に施された全ての祝福と恵みを覚え、神様の栄光のために生きなければなりませんでした。
 しかし彼は祝福の時に、傲慢の極みに達しました。神様は傲慢なツロ王を地に投げ出し、人々の見せものとされました。祝福をしたい求め、祝福されるまで闘争することも必要です。しかしそのよりもさらに大切なのは、祝福の時に堕落せずに、その祝福を担うことです。人は誰でもすぐに高ぶる傾向にあります。私たちはどのようにしたらこの罪に陥らないのでしょうか。
 私が今あるのは完全に神様の恵みであることを覚え、積極的に神様に感謝の祭壇を築くことにあります。

祈り:主よ!私がいつも高ぶりの罪を悔い改め、謙遜な神様の子どもになるように助けてください。

一言:祝福の時に謙遜に


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