聖書別日ごとの糧   >>   エゼキエル書[2007]

2007年 01月 19日 (金)

エゼキエル37:1-14
息を吹き入れられる神様

Ⅰ.干からびた骨が満ちた谷間
 エゼキエルはある谷間に干からびた骨が満ちていたのを見ました。干からびた骨は蘇生の可能性が全くない最も絶望的な状態を現しています。この干からびた骨はバビロンで捕囚生活をしているイスラエルの民でした(11)。
 イスラエルは彼らの罪によって神様から捨てられ、干からびた骨のように絶望の状態に置かれました。彼らがもう一度昔の故郷に帰って、新しいイスラエルを再建することは、理性的に考えると、全く不可能なことでした。罪は人々から息を奪って行きます。罪を犯すほど、そのたましいは干からびた骨のように干からびていきます。私たちが罪を犯すのを恐れなければならない理由は、ここにあります。
Ⅱ.干からびた骨に息を吹き入れられる神様
 エゼキエルが神様の御言葉を宣布すると、干からびた骨に驚くべきことが怒りました。あっちこっちに散らばっていた骨が動き、骨と骨とが互いにつながり、その上に筋がつき、肉が生じ、皮膚がその上をすっかりおおいました。その中に息が吹き入れられると、彼らは生き返り、自分の足で立ち上がり、非常に多くの集団になりました。干からびた骨が主の大きな集団に変わったのです。干からびた骨を大きな集団として生かされる神様はいのちの源であり、よみがえりの神様です。神様は、今日も罪によって干からびた骨のようになってしまった人々が生き返ることを、願われます。神様は御言葉の息で、死んだ者たちを生き返らせます。神様の御言葉は死んだ者を生き返らせる大きな力があります。神様には、干からびた骨であっても、望みがあります。

祈り:主よ!罪ととがによって死んだ者たちを生かしてくださり感謝します。私がいつも神様の御声を聞き、生き返るように助けてください。

一言:干からびた骨よ、おまえたちは生き返る


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