聖書別日ごとの糧   >>   エゼキエル書[2019]

2019年 02月 22日 (金)

エゼキエル書40:1‐42:20(40:4)
あなたが見ることを告げよ

 40-42章は、新しい神殿の姿を記しています。現在、イスラエルが捕囚となって25年目、町が占領されてから14年目となっています。エルサレムの滅亡と神殿の破壊は、彼らからすべての希望を奪い去りました。彼らは暗黒の現実と不安な未来の中で、何の希望も持たずに生きていました。そんな中、神様はエゼキエルを通して何を見せられましたか。非常に高い山に建てられる新しい神殿の姿を見せて下さいました。御使いはエゼキエルに、目で見、耳で聞き、見せられたすべてのことを心に留めること、彼が見ることをみな、イスラエルの家に告げるようにと命じました。すなわち、神様による回復のメッセージを伝えよ、ということです。エルサレムに再び町と神殿が建てられます。しかも、この町と神殿はただ以前のように復元されるのではなく、神様の御心に従って新しく建てられるのです。本文には、「測る」という言葉が多く出ています。それは、神殿が人の手によって建てられるのではなく、神様が直接建てられることを意味します。人が建てる神殿は汚れて破壊されますが、神様がご自分の手で建てられる神殿は決して汚れることがありません。主は、ご自分の御手によって建てられた神殿から離れることはありません。従って、その神殿は永続します。エゼキエルに見せてくださった新しい神殿の幻は、捕虜となっているイスラエル民族には大きな希望を植え付けてくれたことでしょう。新しい神殿は、神様が建てられた神殿であるイエス様を指します。イエス様が来られ、倒れることのない永遠なる神殿となって下さいました。イエス様は私たちのすべての罪を赦して下さるだけでなく、神様に導いて下さる新しい神殿となられました。
 40章は、神殿の門と外庭と内庭について言っています。41章は神殿で一番大事な聖所と至聖所と控え室について言っています。42章は祭司の部屋について言っており、聖なる部屋です。神殿を囲む外壁は、それぞれ500キュビット(約266m)あり、聖なるものと俗なるものとを区別します。神殿の中に入った私たちは、聖なるものとして聖なる生き方をしなければなりません。


適用:罪悪に満ちた自分の姿に絶望しますか

一言:新しい神殿であるイエス様を通して神様に出てゆこう


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