聖書別日ごとの糧   >>   エゼキエル書[2019]

2019年 02月 24日 (日)

エゼキエル書 44:1‐31(15)
わたしの聖所の任務を果たしたツァドクの子孫

 東の門から入ってこられた神様は、「この門は閉じたままにしてお」くようにと命じられました(2)。神様がこれから永遠に神殿におられることを意味します。主がおられる神殿は、主の栄光で満ちていました。この時、神様は、エゼキエルが心して聞くべき神殿の律法について話されました。レビ人達は、神殿で「忌みきらうべき」ことを行いました。「忌みきらう」こととは、汚くて吐き気がすることのことです。レビ人達が、聖なる任務を果たさず、割礼を受けていない異邦人たちを立てて祭司のパンと脂肪と血とを捧げるようにした事が、まさにそうです。ひどいことに、このように神殿を汚しただけでなく、偶像を慕って神様から迷い出たイスラエルの民を立ち返らせるどころか、むしろレビ人たちさえもが、神様を捨て去ってしまったのです(10)。レビ人達が祭司の任務から迷い出た時、すべてが堕落するようになり、国も亡びるようになりました。それゆえ神様は、彼らにその罪を負わなければならないと言われました。そこで、聖所と至聖所に入って仕えることを禁じ、宮での他の奉仕と任務だけ果たすようにされました。そして、至聖所と聖所で仕える新しい祭司として、ツァドクの子孫たちを立てられました(15、16)。ツァドクはアロンの子孫であり、ダビデ王の時代にアビヤダルとともに祭司職を遂行し、ソロモン王の時には唯一の祭司として抜擢され、BC147年まで忠実に仕えた祭司です。
 神様は、祭司の七つの規定についても言われました。28節では、祭司の特権について言っています。神様ご自身が彼らの相続地であり、神様が彼らの所有地です。神様に仕える祭司たちは聖別されなければなりません。神殿法に基づいて畏敬心をもって徹底的に職分を守らなければなりません。自分勝手な方法でするなら、自分でその罪を負わなければなりません。私達は王である祭司です。神様の近くで仕える聖なる僕です。私達が畏敬心を持って、聖なる王である祭司としての務めを忠実に担うように祈ります。


適用: どんな状況の中でも聖なる祭司の任務を果たしますか

一言: しかし、ツァドクの子孫は聖所の任務を果たした


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