2019年 02月 26日 (火)
君主は群れと一緒に入って、一緒に出なければならない
君主は、安息日と新月の祭りの日には、定められた供え物を捧げ、決められた通りに参列しなければなりません。その時、君主は自分だけが通れる門から入って祭司たちがいけにえを捧げるところを見ます。そうしてから門の敷居のところで礼拝し、入ってきた門を再び通って出ていかなければなりません。君主であっても神殿の厳格な定めに従わなければなりません。ところが民たちとは差があります。民たちも神様の御前に出てきて礼拝を捧げますが、彼らの礼拝の場所は祭壇から遠く離れているところです(40:15)。君主は、民たちの指導者として特別な位置にいますが、例祭(過越しの祭り、刈り入れの祭り、仮庵の祭り等)の時には、神様の御前では民の一人として民の群れと一緒に出入りしなければなりません(10)。また君主も、民たちと同じく傷のない子羊を全焼の生け贄として捧げなければなりません(13)。これは君主であっても子羊の血がなくては神様の御前に出ていくことが出来ない罪人であることを言ってくれます(へブル9:22)。霊的リーダーは、民たちの中から選ばれたものであるのと同時に、民たちとともに神様の御前に出ていくものでもあります。
君主が贈り物として自分の相続地を自分の息子達に与えるなら、それは相続地として彼らの所有地となります。しかし君主が自分の相続地の一部を奴隷の一人に与えるなら、それは解放の年までは彼のものとなりますが、その後は君主に返され君主のものとなります。君主は、民の相続地を奪ってその所有地から押しのけてはなりません。また、君主が自分の息子たちに相続地を与える時には、自分の相続地からだけ与えるべきです。君主は自分の権力を濫用して民の相続地を不当に侵害することが出来ません。相続地を受け継がせる原則は、君主にとっても民にとっても公平です。
適用:神様の御前では君主も民も同じあることを知っていますか
一言:誰でも贖われる必要がある罪人です
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