聖書別日ごとの糧   >>   エゼキエル書[2019]

2019年 02月 28日 (木)

エゼキエル書 48:1‐35(35)
アドナイシャマ、主はここにおられる

 神様はイスラエルの十二部族に相続地を割り当てて下さいました。8節からは、奉納地について詳しく説明しています。まずは、聖なる地を区別してその中央に主の聖所があるようにされました。この区域は、ツァドクの子孫の聖別された祭司たちのものです。なぜなら、ツァドクの子孫たちは他のイスラエルの子孫たちのように神様を蔑ろにしなかったからです。レビ部族には、祭司たちの地域の境界線に接して割り当てられました。この地は神様が聖別された主への聖なる地であるため、売ったり地を取り替えたりしてはならないとされました。神様は町の位置と規模、用途を定めてくださいました(15-20)。また、君主のための割り当て地の位置と規模も定めてくださいました(21,22)。神様は、 民のご自身に対する信仰を念頭に置きながら地を割り当てられました。恵みをしばしば裏切ったダン部族は神殿から一番遠くに配置されました(士師記17,18章)。半面、分裂王国の時代にも最後まで神様に仕えたベニヤミン部族は神殿の近くに配置されました。将来、私達は神様に対する信仰に従って相続地を割り当てられるでしょう。
 神様が建てるようにされた町の四方にそれぞれ三つの門があります。その門の名前は、各部族の名を取って付けました。神様はその町の名をアドナイ・シャマと名付けてくださいます。それは、「主はここにおられる」という意味です。神様は、ご自分の民に与えられた町、そこにおられます。神様はそこでご自分の民たちの中に永遠におられながら交わることを願われます。これが、ご自分の民を回復させて町を与えられた究極的な目的です。罪過と罪との中に死んでいた私達を救ってくださった究極的な目的もここにあります。


適用:神様が私達とともにおられることを知っていますか

一言:アドナイ・シャマ


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