聖書別日ごとの糧   >>   ホセア書[2014]

2014年 11月 28日 (金)

ホセア5:1-15
指導者たちに下るさばき

1.祭司たちと王族の罪(1-9)
 祭司は霊的な指導者であり、王族は政治的な指導者です。彼らの教えと生活は、民たちに大きな影響を及ぼします。彼らには、神様を恐れ敬い、御言葉に従って、民たちをいのちの道に導かなければならない責任があります。しかし、彼らは巧妙に偶像崇拝を利用して、政治的な欲望を満たしました。聖地ミツパとタボルで、公開的に偶像を崇拝することによって、民たちのたましいを狩るわなと網になりました。彼らによって、民たちは姦淫をし、神様に立ち帰ることができなくなるほど、すでに身を汚してしまいました。姦淫の霊に捕らわれて、主を知りませんでした。主を知らなければ、傲慢になります。傲慢な者はつまずき、荒れ果ててしまいます。ところが、この全ての問題の原因は、祭司たちと王族にありました。このような彼らは、神様のさばきから逃れることができません。
2.首長たちの罪(10-15)
 首長たちは、「地境を移す者」のようになりました。「地境」とは境界線を指しますが、「地境を移す」とは、神様と偶像の境界線が崩れてしまったことを、意味します。首長たちは偶像崇拝をすることによって、偶像文化をもたらすことに、先立ちました。彼らは、民たちの純潔を守り切れずに、むしろ偶像崇拝者にしてしまいました。このような彼らの上に、神様は激しい怒りを水のように注がれます。彼らは、世の中の力に頼って、この御怒りを解決しようとしますが、逃れることができませんでした。

祈り:主よ!指導者たちの悪影響が、どれだけ大きいのか、を学びました。私と、この時代の指導者たちが世俗主義に陥らないように助けてください。

一言:私によって、国が滅びることもある


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