聖書別日ごとの糧   >>   ホセア書[2014]

2014年 12月 04日 (木)

ホセア11:1-12
あわれみで胸が熱くなっている

Ⅰ.愛のきずな(1-4)
 神様は、イスラエルがエジプトにいた時、彼らを愛して我が子とし、奴隷生活をしていた所から呼び出しました。彼らは幼子のようでした。神様は彼らに歩くことを教え、自立して生活するように助けられました。彼らを腕に抱いて、彼らをいやしてくださいました。神様は彼らを、「人間の綱」、すなわち、「愛のきずな」で引きました。「人間の綱」は、牛や馬を制御するために引く綱とは違い、「愛と恵みで引く綱」という意味です。彼らは、少しでも辛いことがあると、神様をうらみ、不平をもらしますが、神様は愛のきずなを離しませんでした。歩くこともままならない彼らでしたが、この愛によって牧者になりました。
Ⅱ.どうしてあなたを見捨てることができよう(5-12)
 イスラエルは、愛のきずなを裏切りました。しかし、彼らに向けられた神様の愛は、変わりませんでした。「エフライムよ。わたしはどうしてあなたを引き渡すことができようか。イスラエルよ。どうしてあなたを見捨てることができようか。どうしてわたしはあなたをアデマのように引き渡すことができようか。どうしてあなたをツェボイムのようにすることができようか。わたしの心はわたしのうちで沸き返り、わたしはあわれみで胸が熱くなっている。」(8)。「アデマ」「ツェボイム」は、ソドムとゴモラのように滅んだ町です。神様は、イスラエルを愛されるあまり、彼らが滅びて行くのを、見捨てることができませんでした。なんとしても、救おうとされました。私たちが救われたのは、この燃え上がる愛のゆえです。罪人に向けられた愛は、神様だけが与えることのできる特別な愛です。

祈り:主よ!私が、主の燃える愛で救われたことを、信じます。主の愛を裏切らずに、その愛を今日も実践して、生きます。

一言:燃え上がる愛


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