聖書別日ごとの糧   >>   ホセア書[2019]

2019年 06月 19日 (水)

ホセア書 7:1-16(4,8)
燃えるかまど、生焼けのパン菓子

 主がイスラエルをいやすとき、エフライムの不義と、サマリヤの悪があらわにされました。イスラエルは、練り粉をこねて置くと、パンを焼くことができる「燃えるかまど」のようでした。北イスラエルでは反乱が頻繁に起こりました。反乱勢力には、神様が王を立てるという信仰がありませんでした。彼らは綿密に反逆の準備をして後、イスラエルの首長たちや王を、酒で酔わせて政権を奪いました。ところが、このように政権を奪った者達のうち、だれひとり、主を呼び求める者はいませんでした。むしろ、彼らは、罪を犯す準備ができていました。彼らの心はいつでも練り粉をこねてパンを焼くことができる燃えるかまどのように、いつでも罪を犯す準備ができていました。また、彼らは食べることができない生焼けのパン菓子のようでした。彼らはエジプトとアッシリヤの間で綱渡りをして生きる道を捜していました(11)。しかし、エジプトとアッシリヤは、機会さえあればイスラエルを滅ぼそうとしました。
 また、彼らが神様に言うことは、嘘だらけでした。彼らは神様に叫びましたが、その中には真実がありませんでした。彼らは主に向かって心から叫ばず、ただ、床の上で泣きわめくだけでした。そこには、真実な悔い改めがなく、ただ、落胆と絶望の中で叫ぶ虚しい祈りだけでした。また、彼らは、穀物や新しいぶどう酒のためには集まって来ても、主からは離れ去りました(14)。イスラエルの霊的な状態は、「再び回復できるだろうか」と思われるほど深刻でした。しかし、神様には癒せない病気はありません。神様の御前に出て行き、真実に悔い改め、叫ぶなら、神様は助けてくださいます。神様のさばきを受けながらも神様に立ち返らず、神様に求めないことが、問題です。


適用:罪人の生きる道は何でしょうか

一言:神様に立ち返り、叫ぶこと


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