聖書別日ごとの糧   >>   アモス書[2019]

2019年 08月 17日 (土)

アモス書2:4-16(6)
イスラエルのそむきの罪のために

 周辺諸国に対して裁きを告げられた神様は、今度はユダとイスラエルに対して裁きを述べられます。ユダの罪は何でしょうか。シナイ山で、神様は彼らに律法を与えられました。彼らは恵みに感謝して、主の民として御言葉に従って生きることを告白しました。ところが、彼らは主の教えを捨て、主のおきてをおろそかにして守りませんでした。彼らが悔い改めないのなら、神様はユダに火を送り、エルサレム宮殿を焼き尽くしてしまいます。イスラエルも、そむきの罪のために刑罰を受けることになります。彼らは金と引き換えに正しい者を売りました。一足のくつのために貧しい者を売りました。弱い人、貧しい人を尊い神様の民として扱わずに無視しました。父と子が同じ女のところに通って、淫らな罪を犯すほど、性的にも腐敗しました。イスラエルは今、強いエモリ人を彼らの前から滅ぼしたのは誰なのかを、思い出さなければなりません。エモリ人の地を所有させ、時にかなって預言者とナジル人を起こしてくださった神様を思い出さなければなりません。彼らは、神様から特別な恵みと御手の力を受けた民として、主の民らしく生きなければなりません。
 ところが、現状はどうですか。彼らは神様から遣わされた預言者に預言するなと脅し、神様の御言葉を拒みました。神様に捧げられたナジル人に酒を飲ませ、その道を曲げました。そんな彼らに向かって、神様は警告されます。「束を満載した車が押さえつけるように、わたしはあなたがたを押さえつける」。神様の裁きが下されると、足の速い者も逃れることができず、勇士も助かる手だてがありません。
 今の自分に、イスラエルのような要素はないかを振り返ってみましょう。救いの恵みを忘れてイスラエルのように主の御言葉をおろそかにして捨てていませんか。神様より金銭と安逸と快楽を愛する罪はありませんか。神様から遣わされた主のしもべを通して語られる悔い改めのメッセージに、耳をふさいでいませんか。もしそうであるなら、神様からの警告を聞き入れましょう。


適用:どんな罪がありますか

一言:悔い改めだけが救われる道


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