聖書別日ごとの糧   >>   アモス書[2019]

2019年 08月 26日 (月)

アモス書9:1-15(11)
その日にダビデの倒れている仮庵を起こし

 繁栄の絶頂期にあるイスラエルに、預言者アモスを通して与えてくださった神様のメッセージは、打ち砕かれるということです。祭壇の柱頭は打たれ、地震によって打ち砕かれて、残った者は剣で殺されると警告されます。つまり、ベテルの神殿が破壊され、その中にいる偶像崇拝者たち、不正と不義を行っている人たちが滅ぼされることを言っています。この裁きからは、誰も免れることができません。山の頂に身を隠しても、海の底に身を隠しても、敵のとりことなって行っても、引きずり出して裁くと言われます。ところが、民の中で「わざわいは私たちに近づかない。私たちまでは及ばない」と言っている人たちがいました。自分は大丈夫だろうと自惚れている人たちです。しかし、神様は不正と不義と偶像崇拝に陥っている人を見逃さず、地の面から絶ち滅ぼされます。どんなに繁栄していても、神様の御言葉を持っていなければ、不正と不義、快楽と物質的なものに支配されて破滅にたどり着きます。
 幸いなことに、神様は完全には滅ぼさないと約束されます。その日、神様はダビデの倒れている仮庵を起こすと約束されます。ダビデ王国の栄光を昔のように建て直すと約束されます。ダビデは神様の御言葉に、絶対的な姿勢で聞き従い、主の目にかなうことを行いました。そのようなダビデの仮庵を建て直そうとされます。これは回復に対する約束です。神様は悪を行い、聞き従わないイスラエルを打ち砕いてから、新しく建て直そうとされます。その国には御言葉があり、公義と正義が川のように流れます。その日には豊かな収穫が続きます。ぶどう畑を作って、そのぶどう酒を飲み、果樹園を作って、その実を食べます。人々は神様を畏れ、御心にかなうことを行い、分け与える生活をします。新しく建て直されるその日を待ち望みましょう。


適用:復興のためには

一言:御心にかなうことを行うダビデの仮庵


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