聖書別日ごとの糧   >>   ミカ書[2003]

2003年 04月 21日 (月)

ミカ書1:1-16
わたしは嘆き、悲しみ泣こう

Ⅰ.サマリヤとエルサレムに対するさばき(1-7)
 本文はミカに臨んだサマリヤとエルサレムに対する神様のさばきの御言葉です。神様は御住まいを出て、地の高い所を踏まれます。山々は主の足もとのように溶け去ります。それはまるで火の前のろうのようです。彼らが積んで来た全ての物が一瞬のうちに板に注がれた水のように消えてしまうのです。なぜこのような恐ろしいさばきが臨むのでしょうか。「これはみな、ヤコブのそむきの罪のため、イスラエルの家の罪のためだ。」(5)神様の選ばれた聖なる民にならなければならなかったイスラエルが異邦の文化に染まり、純粋な信仰を失い、偶像崇拝を行なったからです。使命を捨て、お金を稼ぐのに必死でした。それで神様は偶像を全て破壊し、彼らが懸命に集めたものを全て燃やしてしまわれました。
Ⅱ.嘆き、泣きわめくミカ(8-16)
 ミカは、神様のこのようなさばきのメッセージを聞いてあまりにも悲しく、泣き喚き、裸で歩きました。ジャッカルのように嘆き、砂漠のだちょうのように悲しみました。これはその打ち傷をいやすことができず、その罪がユダとエルサレムにまで満ち、到底神様のさばきから逃れることができないことを知っているからです。
 また神様はエルサレムの罪が北イスラエルによるものであると言われ、その責任を取り除かれませんでした。死骸がある所にハゲワシが集まるように、罪がある所には必ず神様のさばきがあるのです。

祈り:主よ!私が主のさばきを恐れ、嘆き悲しみ悔い改めることができるように助けてください。

一言:立ち帰り神様にだけ仕えなさい


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