聖書別日ごとの糧   >>   ミカ書[2003]

2003年 04月 22日 (火)

ミカ書3:1-12
指導者たちに対する神様のさばき

Ⅰ.民たちを搾取する政治的指導者たち(1-4)
 イスラエルの首領たちとかしらたちは、政治的な指導者として最も大切な公儀を捨てました。彼らは善を憎み、悪を愛しました。民を顧みるどころか、むしろ搾取しました。神様の民の皮をはぎ、その骨から肉をそぎ取りました。このような指導者たちによって民たちは苦しみました。さらにその心は乱暴になり、悲観的になりました。指導者たちの言葉を徹底して疑いました。社会に不義が蔓延し、組織暴力団が設置されました。神様は、まず指導者が悔い改めるようにさばきのメッセージを伝えられました。
Ⅱ.賄賂を好む宗教指導者たち(5-12)
 政治的な指導者がそうであっても、宗教指導者たちの罪はどうでしょうか。当時祭司たちは報酬を得るために教え、預言者たちは金袋をもらえば、「平和があるように」と偽りの預言をしました。反面彼らの口に何も満たすものがなければ、無駄ないちゃもんをつけるほどお金を愛しました。これによって彼らは霊的な暗黒な中に捕らえられ、幻を見ることができず、御言葉を悟ることができなくなりました。霊的な分別力を失ってしまいました。
 彼らによってシオンは畑のように耕され、エルサレムは廃墟となり、宮の山は森の丘となるのです。民たちが幸福になるには、指導者たちがまず悔い改めなければなりません。特に時代の良心である霊的な指導者がまず悔い改めれば、国が生かされるのです。

祈り:主よ!この国に神様を恐れ敬い、民を愛し、正義を行なう指導者たちが必要です。私はそのような指導者になります。

一言:上流が澄んでいなければなりません


<<(1)    前のページ(1)    2    次のページ(3)    (4)>>

聖書別日ごとの糧