聖書別日ごとの糧   >>   ナホム書[2003]

2003年 02月 21日 (金)

ナホム書2:1-13
ニネベの町の陥落

Ⅰ.散らす者が上って来る(1-10)
 1節をご覧下さい。「散らす者」とはバビロンの王を指します。彼はアッシリアを裁くために、神様が遣わされました(13)。その勇士たちの盾と服は赤く、戦車は整えられて走る姿は鉄の火のようで、速さはいなづまのようです。
 その時、ニネベを守っていた町々の門は開き、それまで誇っていた宮殿も破壊されてしまいます。略奪し金でぜいたくに過ごしていたニネベの町の人々はみな逃げ、財産は略奪されてしまうのです。美しかったニネベは廃墟となり、荒廃した町になってしまうのです(10)。
 ニネベの町の陥落は、世の権威と栄光がどれだけ虚しいものかを見せてくれます。私たちが生きているニネベの町もいつかは崩れてしまいます。ニネベの町に望みを置いて生きる者は、必ず落胆するようになるのです。
Ⅱ.雄獅子の住みかはどこにあるのか(11-13)
 アッシリアは獅子のように恐れるものはなく、残忍で略奪を日常茶飯事にしていました。アッシリアの王たちは他国を侵略して略奪し、自分たちだけが楽しみました。しかし傲慢で利己的なニネベは結局滅亡してしまいます。残忍で傲慢で利己的な国はニネベのように必ず滅亡してしまうのです。力がある時、謙遜になり、仕えなければならないのです。

祈り:主よ!力がある時、愛を施し謙遜にしなければならないことを学びます。神様の裁きを恐れて謙遜に仕える生活をします。

一言:力がある時、力を施そう!


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