聖書別日ごとの糧   >>   ナホム書[2014]

2014年 12月 18日 (木)

ナホム1:1-15
ニネベに対する滅亡の宣告

Ⅰ.罪に対する神様の御怒り(1-8)
 ヨナ書は、ニネベの悔い改めについて、記録されていますが、ナホム書は、ニネベの滅亡について、記録されています。神様は、ご自分に逆らう者に復讐し、ご自分に敵対する者に憤る、聖なる方です(2)。神様は怒るのに遅い方ですが、決して、罪を赦される方ではありません(3)。神様がお叱りになると、川の水は干上がり、バシャンとカルメルのような肥沃な土地も、しおれるようになります。神様によって、山は揺れ動き、丘々は溶け去ります。このように恐ろしくて、大いなる神様が人間にお怒りになると、だれもその御怒りを担うことができません。この神様の御前に、恐れ敬う心で生きなければなりません。
Ⅱ.ニネベに対する神様のさばきの宣告(9-15)
 ニネベの人々はヨナの警告を聞いて悔い改めることで救いを受けました。しかし、彼らは年月が経つと、神様の恵みを忘れてしまい、神様に敵対しました。神様は、「彼らが強く、数が多くても、必ず滅ぼす」と言われました。彼らは強くても、乾いたたきぎのように、みな燃やされてしまいます。神様は、ニネベを、ユダの民を懲らしめる道具として、用いられました。しかし、患難の時はすぐに過ぎ去り、平和の時が訪れます。神様は、ユダの民を苦しめるニネベを徹底的にさばかれることで、ユダの民たちに良い知らせを伝えようとされます(15)。悪者をさばかれる神様は、みずからへりくだり、正しく生きようとする者たちに望みとなってくださいます。

祈り:主よ!神様に敵対する者たちの最期が分かりました。私が、さばきを行なわれる神様の御前で、恐れ敬う心で生きるように助けてください。

一言:罪をさばかれる神様


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