聖書別日ごとの糧   >>   ナホム書[2014]

2014年 12月 27日 (土)

ナホム3:1-19
ああ、流血の町

Ⅰ.ニネベの滅亡の原因(1-7)
 ニネベは虚偽と略奪に満ち、強奪をやめませんでした。彼らは虚偽と略奪で、国々を襲い、富を蓄えました。アッシリヤは、遊女たちが若者たちを誘惑し、破滅の道に導いたように、国々を誘惑して属国としました。しかし、神様は、巧妙な策略で多くの国を略奪したニネベを、諸国民のさらしものとする、と言われました(5,6)。その時、誰もアッシリヤを見て、悔やんだり慰めたりはしません。
 この世は、ニネベのようです。真理に従って生きて行く人は少なく、虚偽と略奪で満ちています。ニネベの教訓は、「虚偽と強奪、羞恥と放蕩を遠ざけない個人や国は、必ず滅びる」ということを警告しています。それで、私たちは世の潮流に流されて生きずに、神様の御言葉に従って、生きなければなりません。
Ⅱ.避けられないニネベのさばき(8-19)
 当時の人々は、「ニネベは豊かで、強い国なので滅びない」と考えていました。しかし、豊かで強かったエジプトの都市ノ・アモンも滅びました。ノ・アモンはナイル川のほとりにあり、地理的に良い条件であったにも関わらず、侵略者の手に落ちてしまいました。ニネベもノ・アモンのようになります。彼らが城門を閉め、要塞を堅く守っても、彼らの労苦は無駄に終わってしまいます。罪を犯した人が、いくら神様のさばきから逃れようと努力をしても、その労苦は無駄になるだけです。悔い改めて、主に立ち返る道だけが、生きるのです。

祈り:主よ!ニネベの教訓を心に刻み、虚偽と強奪と淫行を遠ざけ、主に立ち返るように助けてください。

一言:虚偽と強奪と淫行を遠ざけよう


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