聖書別日ごとの糧   >>   ハバクク書[2003]

2003年 02月 23日 (日)

ハバクク書1:1-17
神様に不平を言うハバクク

Ⅰ.自分の民の不義による不平(1-4)
 預言者ハバククは自分の民の暴行と暴虐を見ました。彼は民のために祈りましたが、依然と暴行と暴虐はなくなりませんでした。律法は眠り、さばきが行なわれませんでした。
 ハバククは、神様がなぜその全てのことを黙認し、救ってくださらないのかを理解することができませんでした。彼は神様に不平を言いました(3)。これは彼が神様の公儀を慕い求め、公儀が行なわれることを望んだからです。
Ⅱ.神様の御業を知らなかったことによる不平(5-17)
 神様は、ユダの民を裁こうとカルデヤ人を起こされました。その民は強暴で鷲のように獲物を食おうと飛びかかり、暴虐をふるいました。しかしハバククはそのカルデヤ人が神様が用いられる裁きの道具であることを知りませんでした。ただ、悪人が義人を飲み込み、悪人がむしろさらに豊かになる現状だけを見て神様に不平を言いました(12,13)。彼は神様の御業を知りませんでした。しかしこのような不平はハバククが公儀を慕い求めたことによって、持つことができるものでした。

祈り:主よ!今日でもハバククのように公儀を慕い求め、神様に不平を言う義人がいます。彼らを慰めてください。

一言:労苦をながめておられるのですか


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