聖書別日ごとの糧   >>   ハガイ書[2006]

2006年 08月 30日 (水)

ハガイ2:10-23
きょうから後、わたしは祝福しよう


Ⅰ.それは聖なるものとなるか(10-19)

 神様の預言者ハガイと祭司の会話は、「聖なることをしたからといって、聖なる人になるのではない。」という内容のものです。心には不信や汚れた考えを抱きながら、うわべだけで神様のことを行なう者を、神様は決して受け入れてくださいません。神殿が完成する前に、イスラエルの民が二十の麦束を収穫しようとしても十束しかなく、五十おけのぶどう酒を汲もうとしても、二十おけ分しかなかった原因もそこにありました(17)。イスラエルはようやく彼らが実を結べなかった原因を悟り、神様に立ち帰るようになりました。そんな彼らに神様は言われます(19)。「きょうから後、わたしは祝福しよう。」仕事を熱心にすることより、心を神様に向け、その方を信頼する信仰を持つことの方が重要なのです。そうすれば実と祝福は神様がみずからくださいます。

Ⅱ.わたしがあなたを選んだからだ(20-23)

 この御言葉はハガイ書の結論部分です。神様は国々を滅ぼされ、圧制を受けるイスラエルを救うと約束されます。またゼルバベルをその約束の印形のようにすると言われます。ゼルバベルはダビデの子孫であり、キリスト・イエスの先祖です(マタ1:12,13)。なぜそのように約束し、祝福するのでしょうか。神様が彼を選ばれたからです。神様は一度選ばれた者を、決してお捨てにはなりません。


祈り:主よ!私の心の汚れと不信を悟り、主に立ち帰りますから、もう一度祝福してください。

一言:きょうから後、祝福しよう


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