聖書別日ごとの糧   >>   ゼカリヤ書[2010]

2010年 06月 26日 (土)

ゼカリヤ書5:1-6:15
芽を出し

Ⅰ.三つの幻(5:1-6:8)
 ゼカリヤは再び三つの幻を見ました。第一の幻は、巻き物が飛んでいて、盗む者と偽って誓う者の家に入って行って取り除かれる、ものです。第二の幻は、罪悪を象徴するひとりの女をエパ枡の中に閉じ込め、そのエパ枡を悪の本拠地であるバビロンに移して行くものです。第三の幻は、それぞれ違う色の馬が引いている四台の戦車が二つの青銅の山から出て、四方に出て行くものです。
 神様は、イスラエルを捕虜生活から帰らせ、彼らを新しくされ、万民救済の御業に貴く用いようとされました。しかし最後まで罪の道に執着する者たちはさばこうとされます。神様は罪を見逃さずに、さばかれる公義の方です。
Ⅱ.芽を出し(6:9-15)
 神様はゼカリヤに、バビロンから持ち帰って来た銀と金で冠を作り、大祭司ヨシュアの頭にかぶらせ、その冠を主の神殿の中に置くように、言われました(9-11,14)。そして「若枝」という名前の人が、彼のいる所から芽を出し、主の神殿を建て直し、その王座に着いて支配する、と言われました(12,13)。芽は新しく出た枝をさし、望みを象徴します。枝は神殿再建の責任を任されたゼルバベルを指し、究極的には将来きたるメシヤを意味します。イエス様は、罪によって朽ちた古木のようなこの地に、若芽として出て来られ、人類を救ってくださり、永遠に治めてくださいます。

祈り:主よ!私が罪の道に執着せずに、立ち返ってキリストの支配を受けることができるように、祈ります。

一言:若芽として出てこられたキリスト


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