聖書別日ごとの糧   >>   ゼカリヤ書[2010]

2010年 06月 27日 (日)

ゼカリヤ書7:1-14
誠実とあわれみ

Ⅰ.誰のための断食か(1-7)
 ベテル人が祭司たちと預言者たちに尋ねました。「私が長年やってきたように、第五の月にも、断食をして泣かなければならないでしょうか。」(3)。彼らはバビロンに捕虜として連れて行かれた後、五月と七月に断食をして泣きました。しかし彼らが断食をした目的は自己満足を得るのにありました。彼らはうわべの形式をよく守ることで、信仰が認められることを願いました。ところが主は「あなたがたが、第五の月と第七の月に断食して嘆いたとき、このわたしのために断食したのか。」と彼らを厳しくとがめました。
 長い間断食をしたからといって、主を喜ばせるわけではありません。神様は断食より従順を願われます。私たちが御言葉に耳を傾け、罪を悔い改めて、変えられた生活をする時、平和を得て、主を喜ばせることができます(7)。
Ⅱ.誠実とあわれみ(8-14)
 神様は、イスラエルの民たちが多くのいけにえをささげることより、実生活の中で、御言葉に従って生きることを、願われます。正しいさばきを行ない、互いに誠実を尽くし、あわれみ合い、特にやもめ、みなしご、在留異国人、貧しい者たちを助けることを願われます。実生活で愛を実践せずに、熱心にいけにえだけをささげるなら、神様は受け入れてくださいません。神様の御言葉を聞かない者の祈りを、神様は聞かれません(13)。神様は、私たちが形式的な信仰生活に陥ることより、神様の愛を知り、その愛を、助けが必要な人々に分け与えることを、願われます。

祈り:主よ!私がうわべだけの生活をせずに、助けが必要な人々に愛を実践することを願います。

一言:貧しい者に愛の手を


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