聖書別日ごとの糧   >>   ゼカリヤ書[2010]

2010年 07月 01日 (木)

ゼカリヤ書11:1-17
能なしの牧者

Ⅰ.かわいそうな羊(1-14)
 当時の牧者たちは羊の群れを顧みませんでした。彼らは羊たちを売買しながら、自分たちの腹を満たすことにだけ、関心がありました。羊たちを憐れまず、愛しませんでした(5)。彼らは、牧者という名前こそ持っていましたが、日雇い人であり強盗でした。そのような牧者と一緒にいる羊たちは、本当にかわいそうです。羊は良い牧者に会うと、まるまると太って幸せになるのに、雇い人の羊飼いに会うと、がりがりにやせて、死ぬしかありません。今日、私たちの周りには雇い人の羊飼いの口車にのせられ、人生の道を失い、さまよっているかわいそうな羊たちが多くいます。彼らをイエス様に導こうとする時、もっとも必要なことは、憐れむ心です。
Ⅱ.能なしの牧者(15-17)
 神様の羊の群れを見捨てた牧者は能なしの牧者です。彼らは迷い出たものを尋ねず、散らされたものを捜さず、傷ついたものをいやさず、飢えているものに食べ物を与えません。むしろ肥えた獣の肉を食らい、そのひづめを裂きます(16)。神様が能なしの牧者をさばかれることで、彼らの腕はなえ、視力は衰えます。イエス様は私たちのよい牧者として来られました。イエス様は羊たちを憐れまれ、羊たちのために、ひとつしかないいのちを十字架で捨てられました。このイエス様に従っていく時、私たちは本当のいのちと幸福を受け、羊たちのよい牧者として成長することができます。

祈り:主よ!私がイエス様のように羊たちを憐れみ、羊たちのために自分を犠牲にする牧者になるように助けてください。

一言:羊を憐れむ牧者


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