聖書別日ごとの糧   >>   ゼカリヤ書[2020]

2020年 05月 23日 (土)

ゼカリヤ書7:1-14(9,10)
断食より隣人を愛する

 災難の日を覚えて、嘆き悲しみながら断食することは、一見敬虔そうに見えます。しかし神様は、彼らの断食の動機が間違っていると言われます。彼らの断食は、自分達の敬虔を現すためのものでした。以前、エルサレムが平穏だった時、神様が預言者達を通して命じられた御言葉がありました。「正しい裁きを行い、互いに誠実を尽くし、あわれみ合え。やもめ、みなしご、在留異国人、貧しい者を虐げるな。互いに心の中で悪をたくらむな。」という、隣人を愛する戒めでしたが、彼らは御言葉に背を向け、耳をふせぎ、心を硬い金剛石のようにしました。このため、万軍の主から大きな怒りが下り、美しかったエルサレムの地は、荒廃するようになったのです。神様は断食よりも、正しいさばきを願われます。断食よりも、隣人を顧み、誠実に生きることを喜ばれます。真の敬虔、真の断食は、隣人愛です。

適用:私たちがどのようにして神様の御前で敬虔に生きていけるでしょうか

一言:隣人を愛する生活


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